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MONO official blog
Helen Money "In Tune"
先日シカゴで共演したHelen Moneyの新譜 "In Tune"が素晴らしい。
現在、輸入盤でしか手に入らないと思うけれども、是非聴いて欲しい。

Helen Moneyは、シカゴのチェリスト、Alisonのソロプロジェクトで、
MONOをはじめ、Broken Social Scene等、多数のミュージシャンの
作品に参加している。

僕達と彼女が出会ったのは2003年。
レコーディング エンジニア、スティーブ・アルビニの紹介だった。
3rdアルバム"Walking Cloud"で初めて彼女と仕事をして以来、今日まで、
全てのアルバムに参加してもらっている。
以前、アメリカツアー中にこのBlogで書いたが、
僕はいつもチェロアレンジをする時、彼女をイメージしている。
美しく、凶暴で、繊細で、切ない、Alisonのチェロが本当に好きだ。

そんな彼女の待望の2ndアルバムが11/3に発売される。
ダークで、ドラマティック、エモーショナルな独特の世界観が圧倒的に美しい。
そして何より、ロックバンド以上にロックしている。
彼女はクラシカルミュージックをベースとしているのにも関わらず、
精神はロックであり、パンクだ。
よくこれについて彼女と話をするのだが、僕とAlisonは、真逆の道を通って、
今、同じ場所にいるような気がする。

シカゴで見た、Helen Moneyのshowは圧倒的だった。
照明に照らされる、曲が進む度に切れていく弓の弦さえも、幻想的で、
深く激しく刻まれるビートに身体中が熱くなった。

ロックが本来持っていたスリルと高揚感、そして気が遠くなる程の陶酔感。
アルバム、"In Tune"是非、聴いて欲しい。

http://www.helenmoney.com/launch.html
| - | 03:18 | - | - |
10.30
満を持してという言葉が的確かどうかは別として、いよいよ初めての中国ツアーを行う。
先日行ったメキシコツアーは、まさに”百聞は一見にしかず”という言葉通りだった。
実際に、この目で見て、感じる事は何にも勝る素晴らしい経験だ。

今年に入って、これまで以上に世界各国から素晴らしいオファーを受けている。
オリジナルアルバム5枚をリリースした今、こうやって自然と活動の場が
広がっている事をとても誇りに思う。
ゆっくりと、確実に夢が叶っていく感覚がとても嬉しい。

先日は、北アフリカのチュニジア共和国からもオファーを受けた。
初めてアフリカ大陸に足を運べる事、そしてなんと言ってもコンサートを
行える可能性に胸が躍った。
僕達の中で国によっての甲乙は無い、とは言え、呼ばれれば何処へでも行くと
いうわけでもない。
素晴らしいのは、各国のMONOを呼びたいと言う人達が、バンドに熱意と敬意をもち、
きちんとした状況でのコンサートを開くべき準備と覚悟が出来ているという点だ。

まさに音楽が引き寄せた奇跡としか言いようがない。
僕達もバンド結成当時は、他のバンド達同様、下北の小さなライブハウスにさえ
断られていたと言うのに。
そういった事を考えると、人生って本当に不思議なものだと思う。
願いと情熱は必ず、次なる道へと繋がる、遠回りをしてでも。
初の中国ツアーも、記憶に残る最高のものにしたい。

| - | 00:02 | - | - |
China Tour
初めてとなる、中国でのツアーが11月に決定しました。
上海(27日)と、北京(28日)の2公演を行います。

more information on tickets:

http://modernsky.com/show.aspx?id=20091026194741535
 
http://www.douban.com/event/11151604/

 
http://music.yule.tom.com/2009-10-26/000B/14650932.html
 
http://www.yugongyishan.com/2009/10/mono-%E6%97%A5%E6%9C%AC/?lang=zh-hans

http://ent.sina.com.cn/y/2009-10-26/19152745451.shtml



| - | 11:49 | - | - |
10.27
帰国して数日が経った。
昨日までは本当に心身ともに疲れきっていて何も考える事が出来なかった。
少し現実逃避にも似ていると感じていた。
何もかも拒絶して、人間っぽい感覚さえ無くなっていた。
今日は少し良い感じだ。少しずつ良いフィーリングを取り戻したい。

気分は天候に似ている、晴れの日もあれば、曇りの日も、
雨の日も、吹雪のような日も。
辛いとか、悲しいとか、その時は永遠に感じても、必ず変化する。
ようは気持ち次第だ。

今回ツアーを終えて、最終的に印象として強く残ったのは景気の悪さだった。
想像以上に深刻だ。
日本ではそれほどまでに感じる事がなかったが、実際に自分の目で見て、
感じたものは全く別レベルだった。
とは言え、アメリカでは来年中旬には少しづつ回復するであろうとの見込み。
今は耐えの時期だ。
やるべき事をやって、しっかり足を地に着け、慌てず、嵐が過ぎ去るのを待つ
事が何よりも大切だと思っている。

それにしても今日はとても良い天気だ。
ひさしぶりに、散歩でもしてみようかな、と思っている。
| - | 07:43 | - | - |
Mexican Tour, day 2
メキシコ2日目は、グアダラハラ (Guadalajara)、
飛行機で1時間程のこの街は、メキシコ第2の都市だ。
前々日、やたらと厳しい入国審査を受け、入国したばかりなのに今回の移動もメキシコの空港で再チェックを受けさせられ、結果予定していた飛行機を2本乗り遅れた。
メキシコの印象が対外的にあまり良くないのは、こういったことにもよるのかも知れない
とも思う。

到着後は至急会場へ車で向かった。
グアダラハラは、昨日のメキシコ市に比べ、昔から自分が思っていたメキシコの印象に近い。メキシコにいるんだな、ってあらてめて思う。

今日の会場は、昨日よりも小さく500人程。ガレージを改造したような、ステージが
やたらと高い場所にある手作り感覚の雰囲気の良い会場だ。
ライブ前から、会場の内外から今日も凄まじい熱気を感じてた。
昨日のshowの後、たくさんのファンから「明日も行くから、Moonlightや、
Halcyon、Kidnapper Bell、Lost Snow、Com(?)等も是非演奏して」と
いう声をたくさんもらっていたので、今日はセットリストを少し変更する事にした。

いよいよこのアメリカ、カナダ、メキシコツアーの最終日、ラストshow。
僕達はたくさんの想いを胸にステージに立った。
そしてありったけの気持ちと、力を込めて演奏をする。
もう身体はボロボロだ。今日、全身全霊をかけて演奏出来れば、もう何もいらない、
真剣にそう思った。
昨日同様、ライブ後半に差し掛かる時には、人数では負けていたにも関わらず、
昨日以上の大歓声が起きる。
照明が客席を照らす、そして僕達を照らす。
僕は笑顔だった。
Yodaも、Tamakiも、タカダ君も、見なかったけれど笑顔だったと思う。
そしてヤンさんと、もちろんHugoも。




僕達の旅がまた1つ終わった。
メキシコ市に一旦戻り、メキシコの空港からアメリカ/ダラス経由で、
成田に戻ったのは30時間後だ。
振り返ってみるとあっという間のような気もする。実際に、ツアーも1ヶ月程度
だったのでそんなには長くはない、だけども今回も本当に内容の濃い旅だった。

MONO結成10年目、想像出来ない事の連続だ。
音楽は、人と人が出会うための橋だな、と本当に思うし、インターナショナルな
言葉だなと思う。
人々との出会いは本当に素晴らしい、出会いは人生を豊かにする。
『La Marcha de la Humanidad en la Tierra y hacia el Cosmos』
(人類の、地球の、宇宙の行進)
人類という言葉は島国生まれの僕達にとって少し大きすぎる。故にリアリティを
持ちにくい。だけどこんなにも世界は美しい。

昔から多くの人達が同じ事をいつの時代も世界中で唱えている。
悲しみや、絶望を乗り越える、ポジティブでピースフルなエネルギーは
絶対的に何よりも美しい。
この先も、音楽を通じて多くの人と出会い、多くを学びたい。

Oct 20, Guadalajara, MEXICO
| - | 11:51 | - | - |
Mexican Tour, day 1
僕達のメキシコ初公演は、Polyforum Cultural Siqueirosにて行われた。
ダビッド・アルファロ・シケイロスによる、多面壁画
『La Marcha de la Humanidad en la Tierra y hacia el Cosmos』
(人類の、地球の、宇宙の行進)、が描かれたメキシコで一番大きく由緒ある会場だ。

ここにMONOを呼んで、コンサートを開きメキシコが持つ閉鎖的な音楽の歴史を
変えたいというのが、今回僕達を呼んでくれたプロモーターHugoの最大の夢であり、
彼自身にとってのメキシコに対する革命であった。
この挑戦を覚悟して以来、Hugoはルームメートとシェアする自分の家に、
大きな木を買ってきて、今日までの3ヶ月間、毎日MONOの曲を木に聴かせながら、
成功するようにと願いを込めてきた。そして、その木は今日、ひそかに会場に運ばれた。
当事者である僕達でさえ、この事を知らなかった。
メキシコで予定されていたshowsが全部終わり、Hugoがホテルの僕の部屋にやってきてこの3ヶ月間抱いて来た、彼の想いを伝えてくれるまでは。

Hugoは比較的シャイな男だ。実際に、僕達はメキシコに生まれてはじめて行ける事や、
コンサートを開けるという興奮はあったものの、いったいどういう事になるのかは全く
想像出来なかった。
ただ、いつでも彼から送られてくるメールから、とてつもなく素晴らしい出来事が
起きるんじゃないのか、という予感はあった。

会場入りし、Polyforum Cultural Siqueirosのステージに立った瞬間、力強い、
凄まじいエネルギーを持つ、多面壁画に圧倒された。
実際に見る壁画は、写真で見たものとは全く別レベルだった。
何処か岡本太郎氏を思い起こさせるタッチや、独特な空間に、巨大な力を感じた。
(岡本太郎氏の”明日の神話”もメキシコで描かれたものだ。)
そして同時に、胸の奥底で今日という日が僕の生涯の中で、特別なものの1つになると
直感的に感じた。
また、このコンサートに関わるすべてのスタッフも、とても素晴らしい人達だった。
今思えば、彼等もHugo同様の夢を持っていたに違いない。



サウンドチェックを終え、すぐに雑誌、TV、ラジオ等のインタビューを10本程やった。
メキシコに対する印象をはじめ、何故MONOがこんなに支持を得ているか?等、
どれもが僕にとっては回答に困るものばかりだった。
僕達は、当然だが、いわゆるロックスターになりたいバンドではないし、
こうやってメキシコで僕達の音楽がこんなに重要に扱われている事自体、
逆に僕が「何故なんですか?」と聞きたいくらいだった。
また、メキシコに対する印象も、大変申し訳ないが、ここに来るまでは、
治安が悪く、危険な国だという印象を正直持っていたのも事実だ。
出会う人達、全てが本当に素晴らしかった。親切で、プロフェッショナルで、そして
温かい心を持った人達ばかりだった。
ロックバンドのリーダーとインタビュアーという間柄ではあったものの、
どこかミンナ、それぞれの想いを僕達の曲にはせてくれてる印象を強く感じた。
彼達の言葉の1つ1つ、表情の1つ1つに、僕達の音楽が、一人歩きし、
人々の想いと同調し、とてつもなく大きいものへと動いているのを感じた。
それは、とても不思議な感覚で、言葉に出来ない程に光栄で、嬉しいものだった。
これまでも世界中を旅し、たくさんの人達と出会ったが、例えばロシアとか、ギリシャ、
オーストラリア、アジア等ともまた全く別のエネルギーを感じた。
それは、このshowが通常のコンサートの1つではない、大きな精神によって支えられた、
まるで、ダビッド・アルファロ・シケイロスの壁画のタイトル『人類の、地球の、宇宙の行進』
の元に集まった1つの革命のようなものだったからだと、今振り返れば、そう感じる。



客席から凄まじいMONOコールが起き、いよいよ本番直前という時に、
僕は、ドラムのタカダ君に、「人生って素晴らしいね」と声をかけた。
僕達はとても誇りに感じていた。
メキシコの素晴らしい会場で、こんなにたくさんのファン達が待っていてくれている事と
その奇跡に、そして例えようの無い強いエネルギーの中心に僕達がいる事を夢のように感じてた。

今日のshowもアメリカ、カナダ同様、8曲、1時間30分を演奏した。
アルバムHymnを中心としたセットリストだ。
6曲目のThe Battle To Heavenを演奏した後、ギターのチューニングをしていた時には、会場全体から再び、うねりのような歓声が起き、その歓声は大きなMONOコールへと繋がり、しばし演奏を中断しなければならなくなった程に、コンサートは素晴らしいものになった。
みんなが素敵な顔をしていた。会場にいるファンも、スタッフも、そしてHugoも、僕達も。
この素晴らしき世界、音楽によって引き寄せられた大きな、大きな1つの絆。
音楽家である僕達にとってこれ以上の素晴らしい出来事がどこにあるのか?というのだろう。生涯忘れられない、素晴らしいコンサートの1つであり大切な思い出となった。


Oct 19, Mexico City, MEXICO

| - | 10:31 | - | - |
Austin→Mexico
オースティンからメキシコへ。

深夜0時にメキシコへ到着。
寒くも、温かくもなく、とても過ごしやすい。

空港に迎えに来てくれたプロモーター達と食事をした。
今まで食べてきたメキシカンフードは、まったく別物だと感じた。
美味しい食事、新しい友人、素敵な時間、何もかもがピースフルだ。




| - | 17:46 | - | - |
North American Tour, Final day
最終日、オースティン。
サウンドマンのヤンさんが、ライブを終え、ホテルに車で戻った時に、
「アメリカ、カナダを一周して、ついに帰ってきたねー」、
と良い笑みを浮かべながら言っていた事が印象的だった。

僕らのツアーは無事終了した。
今夜は、最終日に相応しい素晴らしい夜に出来た。
熱く素晴らしいオーディエンスにいつもながら感謝してる。

このツアーを共に廻ったMaseratiともついにお別れだ。
本当に最高の奴らだった。
ツアーマネージャーのJorisとドライバーのTomasも、明日ヨーロッパへ戻る。
とてもプロフェッショナルで、ハートの熱い、素晴らしい人達だ。
彼等との仕事はいつでも気持ちが良い。

大切な友人達は、素敵な別れの言葉を残し、ハグし、一人、また一人と
僕たちの目の前から消えていく。
そして気付けば、時間だけが過ぎ去った時の証拠となり、
新しい1つの思い出だけが、そこにあるように感じた。
とても温かく、素敵な思い出だ。

明日はメキシコへ向かう。
生まれて初めての経験だ。ワクワクしている。

Oct 17, Austin, TX
| - | 17:23 | - | - |
North American Tour, day 25
 アルバカーキからデントンへ、14時間のドライブ。
身体が重く、頭もすっきりしなくて、少し心配だったけれども、
いつも通り、いざステージに出ると、何もかも忘れる事が出来た。

ただ現実感は薄い。どんどん薄くなっていく。
良い事も、悪い事も、夢の中の出来事のようだ。
毎日移動して、毎日演奏をする。
毎日、見知らぬ人達の前に姿を現し、毎日、大音量のノイズの中、
曲達に自分達の想いを馳せる。

一度しかない人生、思いっきり駆け抜けようと思ってきた。
振り返ると、ずいぶん遠くまで来たな、と今更ながら感じる。

タマキも、Takada君も、Yodaもみんな本当にがんばっている。
アメリカ/カナダツアーも残すところ後1本。

Oct 16, Denton, TX


| - | 08:29 | - | - |
North American Tour, day 24
今日の街、アルバカーキは、本来は予定になかった。
ツアーのスケジュールが全部決まった後に、プロモーターからオファーがあったもので、
トゥーソン〜アルバカーキ〜デントンと3日間続く、長距離の移動をドライバーの
TomasにOKをもらって引き受けたものだ。
アルバカーキに来るのは、今回を含め3回目となる。
いつでも少人数ながら、熱いファンが待っていてくれる。

今回も、前回同様、本当に来てよかったと思えるshowに出来た。
自分が学生だった頃、田舎町に自分の好きなバンドが来る事は本当に夢のようだった。
そんな事を、ふと思い出した。
とても純粋で、良い夜だった。

Oct 15, Albuquerque, NM


| - | 05:50 | - | - |
North American Tour, day 23
砂漠を抜け、アリゾナ州南部にあるトゥーソンという街に向かう。
日焼けしそうな程の強い日差しが車窓から突き刺す。
ただひたすらに真っすぐに伸びるハイウェイ、
広大なアメリカの景色にも随分見慣れたものだ。
何年経っても、何一つ変わらない景観、僕らはここを何度ドライブした事か。

今日のライブは、少し集中力にかけるところがいくつかあった。
シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルス等の、ある種、このツアー後半の
ハイライトを終え、みんなリラックスしていたのが直接的な原因というわけでは
ないと思うが、ライブ中少し疲れが見え隠れしていたように思う。
最後まで、集中力を切らさず駆け抜けたい。

Oct 14, Tucson, AZ


| - | 05:49 | - | - |
North American Tour, day 22
不思議な事に僕らがLAに来る時には、いつも雨が降る。
ロサンゼルスでは大雨は珍しい。曇った空と、冷たい雨に、何か切なさを感じた。

多くの友人から、アメリカの不景気の話を聞く。
中でもカリフォルニアはかなり深刻そうだ。失業率も高く、
仕事が見つけられない状況が長く続いているらしい。

余談だが、景気が悪い時には、明るく、希望感溢れる曲が自然と必要とされるらしい。
逆に、景気が良い時には、怒りや、暗い曲が増え始めると聞いた。
本当かどうか実際にはわからないけれども、興味深い話だと思う。

今日のshowもとても素晴らしかった。大きな会場に、あれほどの人がいるのに
誰一人、演奏中にしゃべったりする者はいない。
これは誰もが持つ、MONOのコンサートの印象だと思う。
アメリカでのこういった反応はとても珍しい。
今回のこのツアーの反応に、会場で毎日働くスタッフも、
経験豊富な僕達のクルーも、そして友人達も、皆これに驚いている。

これは僕らが10年間をかけて得た、強い信用だと感じる。
クオリティの高いライブ、僕達にしか表現出来ない世界、真剣勝負。
不況の中、雨の中、この日を楽しみに、駆けつけてくれたミンナに
心から感謝している。

Oct 13, Los Angeles, CA


| - | 05:39 | - | - |
North American Tour, day 21
サンフランシスコ。この日をとても楽しみにしていた。
僕らは、今日の会場、Great American Music Hallで演奏するのがとても好きだ。
雰囲気も、サウンドもとても良い、またここで働いているスタッフ達も、ナイスで、
親切だ。そして何よりオーディエンスが素晴らしい。
今日も、何1つ不安なんてなかった。
そして実際に、このツアーで最高の1つと言える日に出来た。

素晴らしいshowだった時は、このBlogに書くべき言葉が見つからない。
言葉にすると、なんか違うな、っていつも思ってしまう。
本当に最高の夜だった。

Oct 12, San Francisco, CA


| - | 11:41 | - | - |
North American Tour, day 20
Drive day。
ポートランドからサンフランシスコへ、12時間のドライブ。



| - | 11:29 | - | - |
North American Tour, day 19
いよいよツアーも残すところ後わずか。
時が過ぎるのは本当に早い。
最高の日も、不完全に感じてしまう日も、何もかもあっという間だ。
ゆっくりと確実に僕らは前に進んでいる。

今日はポートランド。400人程の会場だったので売り切れた。
ライブ中は昨日と全く違って、ヴェニューの持つ独特な音にかなり苦労した。
小さめの会場では、所狭しと立っているオーディエンスによって音が吸収されてしまう。
簡単にいうと音そのものが止まる。
サウンドに広がりを求める僕達のようなバンドにとってこの状況はかなりキツい。
いつも無意識に弾いているフレーズでさえ、意識的になってしまう。
エキサイトしてくれているオーディエンスを前に、実際には僕らはかなり混乱しながら
演奏していた。

とは言え、ステージ中と、出音が全く同じというわけでもない。
僕らは、ただサウンドマンのヤンさんを信じてた。最高の音が出ているようにと。

なんとか最後の曲を終え、バックステージに戻った時には、
僕をはじめミンナが何も言わず、暗い顔をしていた。
会場からはまだアンコールを求める歓声が鳴り響いている。

笑顔だったのは、ヤンさんだった。正直で、嘘をつくのがとてもへたな人だ。
僕は、ヤンさんが気を使って嘘をつく時、すぐに見破る。
彼の顔を見た瞬間、”今日のshowはそんなに悪くなかったんだ”、と少し安心した。
もちろん僕達も、ヤンさんも互いに最高だったと思える日がBestだ。
だけど今日のような日もたまにある。
チームワークで勝てた、そんな気分だ。感謝している。

Oct 10, Portland, OR
| - | 11:25 | - | - |
North American Tour, day 18
シアトル。ひさしぶりに演奏中、自分が演奏している感覚がなくなった。
魂が何処かにいって、遠くからMONOの演奏を聴いているような不思議な感覚。
不安や迷いのない空間、力強いエネルギー、何もかもが美しかった。
素晴らしい夜に僕らは、疲れを忘れ、互いに喜び合った。

Oct 9, Seattle, WA


| - | 10:50 | - | - |
North American Tour, day 17
カナダ最終日、ヴァンクーバー。
イメージ通り、エモーショナルでかつ繊細な演奏をする事が出来たと思う。
緊張感のある引き締まったライブに出来た。

今回カナダは、モントリオール、トロント、ヴァンクーバー、結果的に何処も
とても良かった。今回トラブルはなかったものの、基本的に国境を越えるのは手続き等、
本当に面倒くさいのだが、こうやってたくさんの人が楽しみにしてくれているのを見ると、
やっぱり来なきゃな、と思う。凄く真剣で、熱い、そして誠実だ。
次は来年かな?、再び彼等に会えるのを今から楽しみにしている。

Oct 8, Vancouver, BC
| - | 11:25 | - | - |
North American Tour, day 16
Drive day、2日目。エレンズバーグまで13時間のドライブ。
僕らはカナダ/ヴァンクーバーへ向かっている。
途中雪が降ったり、色鮮やかなオレンジの夕日が現れたりする。
日が落ち、辺りが真っ暗闇になった後には、ヘッドライトに照らし出された、
どこまでも真っすぐに伸びるハイウェイを見ながら様々な事を考えた。

音楽への、そして自分の人生全体へのチャレンジは、このハイウェイと似ている。
一見変わっていないようで、実は変わっている。
終わりがないようでいて必ずゴールはある。
ゆっくりと、そして着実に前に進んでいる。

| - | 16:40 | - | - |
North American Tour, day 15
Drive day。ミネアポリスからビリングスまで14時間のドライブ。


| - | 16:37 | - | - |
North American Tour, day 14
ミネアポリス。200人程のオーディエンス。
今日までのツアーの中で、最も動員が良くなかった。中々難しい都市だ。
演奏は悪くなかったと思う。自分自身にも負けなかったし、ミンナが
自分達のBestを尽くした。
だけど決定的に、オーディエンスとの間に距離があった。
人数では割り切れない何か。それが悔しい。
空回りしているわけではないが、何処か熱さが感じられないムードを
結局最後まで変える事が出来なかった。
広い北アメリカの旅、こういう日があっても当たり前かも知れないけど、
”しょうがない”なんて口が裂けても言いたくない。
悔しさの残る日となった。

Oct 5, Minneapolis, MN
| - | 23:58 | - | - |
North American Tour, day 13
ツアーマネージャーのJorisとドライバーのTomasの冷静で的確な判断に救われた。
もし彼等がいなかったら、どうなっていただろうか?とあらためて思う。
僕らは無事シカゴで代わりとなるバンを借りる事が出来た。
これまでもエンジントラブルをはじめ、パンク等、様々なアクシデントを経験したが、
showをキャンセルするには至らなかった。
先日も書いたが、特に今回はカナダでのアクシデントだったので、この問題を
解決する事は本当に難しかった。
数々の経験と、頭の回転の早さ、そして絶対に諦めないプロフェッショナルな
彼等の仕事に本当に感動し、そして感謝している。
本当に大変だったが、結果的に最小限のリスクに押さえる事が出来た。

シカゴでは本当にたくさんのファンが待っていてくれた。
今日は、特別に、僕らのアルバムでいつもチェロを弾いてくれている
アリソン/Helen Moneyにも出演してもらった。
彼女はここ、シカゴのミュージシャンで、僕達とはもう6年の付き合いになる。
僕はいつもチェロアレンジをする時、彼女をイメージしている。
美しく、凶暴で、切ない、彼女のチェロが本当に好きだ。
本当に素晴らしいshowだった。

今日も、僕達はとても大きな温かい歓声に迎えられてステージに上がった。
本当に良いファン達に支えられていると毎日感じる。
こうして僕達のshowを待ちわびてくれて、そして、まるで身体全体を耳にするように、
聴き入ってくれるミンナに心から感謝している。
昨日の悔しさを全部飲み込む程の、最高の夜に出来た事が本当に嬉しい。

Oct 4, Chicago, IL


| - | 16:25 | - | - |
North American Tour, day 12
暗闇の中を彷徨っているような気分だった。
トロントのshowを終え、ホテルに向かう途中で再び車の調子が悪くなった。
翌朝、工場に行って見てもらったものの、「修理には、最低4日は必要だ。」
との回答。
急遽僕らは別の車を探すが、週末だったという事と、カナダにいるという
状況から、中々、アメリカの何処かに車を乗り捨てる事が出来るレンタカーを
探す事が出来なかった。

今日の会場、デトロイトへは車でたったの4時間。にも関わらず、
身動きがとれない。時間ばかりが無駄に過ぎていく。
なんとか、機材やマーチャンダイズを積んでいる大きなトレイラーを
引くための、乗り捨てが出来る車を1台、そして残りの5人が乗れる乗用車を1台、
見つけ、レンタルした時には、残念な事に既に今日のshowを諦めなければ
いけない時間だった。

僕らはデトロイトのshowをキャンセルした。
なんとかしようとしたが、結局何も出来なかった。
ネガティブな、なんとも言えない、やり場のない暗い気持ちに襲われた。
共にツアーをしているマセラティにも、ファンの人達にも本当に申し訳ない
気持ちで一杯だ。

キャンセルを決め、連絡した後に、それまで強く降っていた冷たい雨風が止み、
綺麗な夕焼けの中に突然大きな虹が現れた。
みんながそれを見ていた。誰一人何も言わなかったけれど、
”明日からは、きっと何もかもが上手くいく”、そう願っていたと思う。
過ぎた事はしょうがない、そして誰のせいでもない。
どんな時でも、ポジティブに、そして前に進んでいかなければいけない。
| - | 09:55 | - | - |
North American Tour, day 11
今日も雨、カナダは真冬のような寒さだ。
トロントへはこれまで何度も来たが、今日が最高だったと思う。

これまでのshow全部に言える事だけども、本当にファンの人達の質の高さに
ミンナが感心している。
ひさしぶりに会いに来てくれた友人のバンド Do Make Say Thinkのメンバーも、
「凄く良いファンを持ってるな、いつもトロントのオーディエンスはライブ中、
酔っぱらって、騒いでいるのに、今日の客は本当に最高だよ。」と驚いていた。

とても理想的だ。
僕らは無駄な闘いをしなくてよい、映画のように90分をかけて完璧に1つの
ドラマを表現する事に集中出来る。
全ての音に意味があり、それらが連なりシーンを成す。
それらを邪魔、もしくは遮断しようとするものは誰一人として、ここには存在しない。
表現する側として、これ以上の環境はないと言い切れる。

Oct 02 Toronto, ON
| - | 17:26 | - | - |
North American Tour, day 10
カナダ、モントリオールへ向かうため、早朝8時に出発したが、
不運な事に車が壊れ、修理に4時間かかった。
国境を抜け、なんとか会場に到着したのが夜の8時。
会場の外にはオーディエンスの長い列が出来ていて、その横を通りロードイン。
大至急楽器をステージに運んだところで、マセラティのライブが始まった。
滑り込みセーフという感じだ。

僕達は、今日はラインチェックのみで、本番に突入。
寝不足と、寒さ、そして疲れで体力をかなり消耗していたけれど、
ステージに上がって演奏をし始めたら、何も気にならなかった。
エモーショナルな素晴らしいshowに出来たと思う。

長い一日だった。すべてを完璧に終え、今はミンナが笑顔だ。
今日はゆっくりと寝たい。

Oct 1, Montreal, QC


| - | 09:50 | - | - |
North American Tour, day 9
ボストン。突然気温が下がり、真冬のような寒さだった。
会場は、この日を楽しみに待っていてくれたファンの熱気が本当に凄かった。
僕達は、気合いの入った良いライブをした。
このツアーを始めてから、探し求めていた何かを少し掴めたような気がしている。

Sep 30, Cambridge, MA

Sep 30, Cambridge, MA
| - | 09:48 | - | - |
North American Tour, day 8
NY 2日目、ブルックリン。
今日の会場、The Bell Houseは最近出来た新しいベニュー。
教会のような雰囲気とモダンな雰囲気を合わせたような個性的な内装が
とても綺麗だった。

フラデルフィア、NY、ブルックリンはそう遠くないので、3カ所全部に
来てくれるファンの人達も少なくない。

毎日、良いライブをやる事だけを考えて過ごしている。
どうすれば自分たちの感情を無条件に爆発させる事が出来るか、
という事ばかり考えている。

もちろん良いクオリティを維持出来ていると思うし、
そこそこ良い演奏も出来ていると思う。だけど、まだ何かが物足りない。

もっともっと自分の意識がなくなる程の力強い、色鮮やかなエネルギーを
リリースし、そしてその波動に身を任せたい。

Sep 29, Brooklyn, NY
| - | 07:11 | - | - |